今回は近年増えつつある空き家の問題などをテーマにお話ししていきます。
空き家問題は、日本を含む多くの国で深刻な社会的課題となっています。空き家問題の概要、原因、影響、対策についてまとめてみました。
空き家とは・・・一定期間使用されていない住宅のことを指します。日本では、特に地方部での空き家の増加が顕著であり、総務省の調査によれば、2020年時点で全国の空き家率は約13.6%に達しています。
【原因】
1. 人口減少
日本の少子高齢化に伴い、人口が減少しているため、住宅の需要が減少しています。
2. 都市集中
若者が都市部に移住する傾向が強く、地方の住宅が放置されることが多いです。
3. 相続問題
相続により空き家が増えることがありますが、相続人が住む意向がない場合、管理が行き届かず放置されることが多いです。
4. 経済的要因
住宅の維持管理にかかる費用や税金が負担となり、放置されるケースもあります。
【起こりうるトラブル】
1. 治安の悪化
空き家は犯罪の温床となることがあります。無断侵入や不法占拠、さらには放火などの犯罪が発生するリスクが高まります。
2.火災の危険
放置された空き家は、老朽化や不適切な管理により火災のリスクが増加します。特に、電気系統やガス設備が劣化している場合、火災が発生する可能性があります。
3.害虫や動物の発生
空き家は、害虫や野生動物の巣となることがあります。特に、ネズミやゴキブリ、さらにはスズメバチなどが発生し、周囲に悪影響を及ぼすことがあります。
4.近隣トラブル
空き家が放置されることで、周囲の住民とのトラブルが発生することがあります。例えば、景観の悪化や衛生問題、騒音などが原因で近隣住民との関係が悪化することがあります。
5.資産価値の低下
空き家が周囲にあることで、地域全体の不動産価値が下がる可能性があります。特に、空き家が多い地域では、売却や賃貸が難しくなることがあります。
6.相続問題
空き家が相続された場合、相続人がその管理や処分に困ることがあります。相続人同士の意見の不一致や、管理費用の負担がトラブルの原因となることがあります。
7. 法律的な問題
空き家の管理が不十分な場合、地方自治体からの指導や罰則が科されることがあります。また、不法占拠者に対する法的手続きが必要になることもあります。
空き家を現在所有していて処分を迷われている方や、処分の時期を決めかねている方、今から空き家を相続される方も売却を検討される際トラブルが起きないうちに、早期売却できるスケジュール感が大切だと思います。
なお、空き家問題や様々なケースに対応できる営業マンがいる弊社ではお客様のお悩みにお答えし、お客様の状況に合わせた提案もさせていただいております。
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