物件を探している中で、旧耐震という単語をよく聞くと思いますので、今回は旧耐震物件に関して簡単にお話していきます。
１,旧耐震とは？
昭和５６年５月３１日以前に新築工事をして、建築確認を行った物件のこと。
２，旧耐震物件購入のメリット
・物件価格が安い
昭和５６年6月に建築した物件のため、築年数が経過しており物件価格が安いことが多い
・立地が良いことがある
条件を広げると旧耐震物件が出てくることがあります
・自分好みにリフォームできる
リフォーム前提で購入する方が多いです。大幅に間取りを変えたりと、色々と考えることが楽しい人におススメです。
3，旧耐震物件のデメリット
・ローンの審査が通りにくくなる
担保評価が低いため、借入金額が減ってしまう、もしくは、ローンの審査が通らないこともあります。ただし、旧耐震基準で建てられた物件でも、耐震基準適合証明書などで現行の耐震基準に適合していることが証明できれば、住宅ローンが利用可能な金融機関もあります。
・改修費用に大幅な金額が掛かることがある。
購入物件のリフォーム歴や空き家期間にもよりますが、築年数が経っているので修繕しないといけない箇所があります。ただ、これは逆に言うと先に記載した「自分好みにリフォームできる」事にもつながるので、メリットととるかデメリットとするかは人によります。
・保険料が高い
新耐震に比べ、保険料が高くなります。これは、耐震性の差によるものです。ただし、耐震診断または耐震改修をして現在の新耐震に基準を合わせて、同等の耐震性が確保できれば保険料が割り引かれます。
メリット、デメリットは大体このような感じです。
他にもこのような活用方法があります。それが、建て替えです。前面道路にもよりますが、建物の建て替えも可能な場合もあります。新築で土地をお探しの方にもおすすめできる活用方法です。
一長一短ありますが、これから先のライフプランに合わせて物件選びを進めていきましょう。